2016/05/08

radioheadが新しいアルバムを出すらしい。新曲が2つ既に公開されていて、youtubeでmvをみることができる。人生のうち最もきいたと間違いなく言えるバンドなので嬉しくないはずがないのだが、昔ほど気分が高揚しないのも確かで、どうしたものかと悩まなくても良いことで悩むこととなった。最近は音楽をきく時に①きいていて心地よいか②意外性、未知性③その他 みたいな感じできいている。①はヒップホップとかジャズ、それから暗い曲とかに多くて多分フェティシズムみたいなものなんだろうなと感じる。②はarto lindsayとかfred frithとかの実験ぽいものか、音響的な意味でnew orderとかdoorsみたいな昔のだったりがあてはまる。たぶんこれらはそのうち①に吸収されるんだろうなと感じる。③はきいているときに特定の感情をおこさせるものが多い。主にサントラきいている時に感じる。多分記憶と結びついているのだろうから広い意味でこれもフェチかもしれない。音楽でも文学でも映画でもとにかく作品が、自分に対して肯定か否定かとか同じか異なっているかみたいな尺度でしか捉えられなくて悩むな、と思ってたらベンヤミンも同じこと言ってて同じことだ!と思った瞬間に無限ループを感じた。最近こんなことばかりで疲れる。作品自体をみるべきとか、いや作家論から完全に離れるのは無理とか、どっちもどっちだと思うけどありのままのみたいな言説が流行るのって普通に不気味だなと感じた。マルクス的疎外か?とにかく物事に飽きるのが本当に辛くてかなわない。

曖昧な存在

曖昧な存在

 

 

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)

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