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2016/07/07

久しぶりの休みだったので外に出ず部屋でじっとしていた。本を何冊か読んだ。カミュの反抗の論理という、いわゆる手記というか、創作ノートのようなものの第2巻が新潮文庫から出ていて、それを読んで落ち込んだ。自分の普段思っていることのうち、他人には理解されないであろうことや、今更言うのも憚られるようなこと(それは決して言う必要が無いということでは無い)などを書物のなかに見つけるときに、安心すると同時にそれはもう何十年も前に言われているということに対する悲しさと、もどかしさを感じて素直に喜べない。現代においてもまだそれは色褪せずにあるのだろうか。確認するすべはなし。エンターテイメント全般に対する嫌悪は基本的に「何故そんなに能天気に楽しめるのか、本当に楽しいのか」という感じ方の違いからくるのであろうからして、どこかに同じような人間がいるかもしれないと考え落ち着くのもありかもしれないが、果たして自分と似たような人間をみて嫌悪が勝らないと言えるのか。抜本的改革が必要。本を読む以外には選挙に行かない理由を仮想のポリティカルおばさんに弁明する時のことを考えたりした。人は死ぬのでということしかいまは言えない。

 

反抗の論理―カミュの手帖2 (新潮文庫)

反抗の論理―カミュの手帖2 (新潮文庫)